東大医科研の旧国立公衆衛生院の改修工事のサッシの色について

東大医科研の旧国立公衆衛生院の改修工事のサッシの色について

先日、このブログの読者の方から、東大医科研の旧国立公衆衛生院の改修工事のサッシの色についての問題提起を頂きました。この記事を書いている本日、私も現地を見て同じ感想を抱きましたので、ご紹介します。

旧国立公衆衛生院の改修工事とは

ご存知のない方のために、まず、旧国立公衆衛生院の改修工事について、簡単にご紹介します。この工事は、白金台4丁目にある東大医科学研究所の敷地にある国立公衆衛生院だった建物とその周辺を、「新しい医療行為に対応した地域ホスピタルパーク」にリニューアルしているものです。

詳しくは、日本建築家協会 関東甲信越支部の次のPDFの資料にあります。

日本建築家協会 関東甲信越支部: 旧国立公衆衛生院跡地再生計画 − 新しい医療行為に対応した地域ホスピタルパークの計画 −

場所は、白金台駅の日吉坂側の出口を出て、すぐ側にあります。次のリンクからGoogleストリートビューで、その様子を確認できます。

Googleストリートビューで旧国立公衆衛生院の様子を見る

内田ゴシックの外観に合わない銀色のサッシが使われている

そして、何が問題かというと、現在、改修中の旧国立公衆衛生院の建物の窓枠のサッシの色が銀色になっていることです。

内田ゴシックに合わない銀色のサッシになっている
内田ゴシックに合わない銀色のサッシになっている

上の写真から伝わりにくいかもしれませんが、実物を見ると、日中はサッシの銀色が反射して、凄く浮いた印象を感じました。

一方、この建物の改修工事のちょっと前に行われた、東大医科学研究所の本館のリニューアル工事の時は、その外観に合わせて、窓のサッシがちゃんとダークブラウンになっているんですね。

この点が、問題提起をくださった読者の方も納得できないというご意見で、私も同感でした。工事する側としても色々と事情があるのでしょうけど、「せっかくリニューアルするなら、外観も尊重したものになってほしいな」と感じました。

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