前回の記事では、私が最近、港区の保養所、大平台みなと荘(以下、みなと荘)に3度目の宿泊をした時に得たノウハウをご紹介しました。
前回は主にみなと荘を中心にしたノウハウでしたが、今回は、この施設周辺を散策して得た観光のノウハウをご紹介します。その範囲として、みなと荘から、箱根登山鉄道の大平台駅くらいをイメージしています。
Googleマップで大平台みなと荘から大平台駅までのルートを見る
目次
箱根工芸とどんぐりマーケティング

みなと荘の周辺散策をしようと出かけた時に、まず目に入るのが、箱根工芸の建物です。この建物は、みなと荘の駐車場の真向かいにあり、みなと荘から出かけるには駐車場を必ず通るため、すなわち、周辺散策にあたり、必ずこのお店の前は通ることになります。
私は、これが3度目のみなと荘宿泊だったのですが、これまでは、この箱根工芸の店内に入ったことがありませんでした。外から店内の様子がよく分からず、「すごく敷居の高い店だったらどうしよう?」のような不安を感じていたからです。
ところが、今回は、あることをきっかけに、箱根工芸の店内に入ることができました。そのきっかけとは、お店の前に、箱根工芸の店主と思われる男性の方が立っており、どんぐりを1つくれた事です。それをきっかけに、「お店の中を見ても良いですか?」と言う話になり、店内に入りました。ちなみに、私はこの店主の方の集客方法から、内心、「見込み客の獲得単価は、どんぐり1つ。どんぐりマーケティング、おそるべし。」と感じていました(笑)
箱根工芸の店内に入ってみると、様々な木工の工芸品を扱っていました。箱根伝統の寄木細工も様々な種類があり、私は、寄木細工のコマを買いました。その価格は、1個300円でした。この記事を書いている現在、寄木細工のコマの価格をネットで調べてみると、600円で売っている場合もあります。なので、「お得な価格だったんだな」と言うことに気がつきました。
国道一号沿いを徒歩で移動すると怖い

すでに述べたとおり、箱根工芸は、みなと荘のすぐ目の前にあります。なので、そこまでの移動に関して、特別に気をつけることはないのですが、もうちょっと周辺まで徒歩で移動する場合は、気をつけたほうが良いことがあります。
それは、このエリア近くの国道一号沿いを徒歩で移動すると、車が怖いと言う点です。なぜ怖いかと言うと、このエリアにおいて国道一号は、歩道がかなり狭くなっているからです。一方、車はそれなりのスピードで飛ばして走るので、怖い思いをします。
なので、極力、国道一号を歩かずに済むような道を選ぶのがオススメです。例えば、みなと荘から大平台駅方面に行くにあたり、国道一号を半分は歩かずに済む抜け道があります。次のリンク先の通りです。
Googleマップでみなと荘から大平台駅方面に向かう抜け道を見る
このような抜け道を活用して、国道一号をなるべく歩かずに済むように散策するのがおすすめです。また、同じ理由で、宮ノ下の方まで徒歩で行くのは避けたほうが良いです。狭い歩道の脇を車がビュンビュン走る中、30分は歩くことになります。
日帰りで利用できる旅館が意外とある

みなと荘から、大平台駅方面に向かうと、途中、上の写真にある大平台温泉の大きな看板が目に入るはずです。この看板の周辺に、大平台温泉という総称で、温泉旅館が集まったエリアがあります。
次のリンクは、大平台温泉の公式サイトなのですが、それを見ると、複数の施設があること、そのうちのいくつか(例えば、姫之湯)は、日帰り利用できることもわかります。
なので温泉好きの人は、みなと荘との入り比べ、のような楽しみ方もできます。ちなみに、実は、みなと荘も日帰り入浴できることを、私は、今回の宿泊をきっかけに知りました。みなと荘のホームページによると、大人550円、子供250円で日帰り入浴できるのだそうです。
石原公園と大平台ふれあい広場の様子
みなと荘に小さい子連れで訪れる人の中には、「子供が走り回れるような公園がないかな」と思うかもしれません。
その候補として、みなと荘から徒歩圏で行ける施設として、石原公園と大平台ふれあい広場の2つがあります。
結論から述べると、小さい子供が遊ぶ場所、という条件では、石原公園がおすすめです。その理由は、その設備として、滑り台、鉄棒、砂場などがあり、小さい子供が遊べる環境となっているからです。

一方、大平台ふれあい広場は、本当に「広場」という感じです。子供向けの遊具などは全くないです。

箱根登山鉄道を間近で見られる2つのスポット
大平台みなと荘周辺では、箱根登山鉄道を間近に見られるスポットが2つあります。1つは、上でご紹介した石原公園の近くの踏切です。

この踏切は、間近で登山鉄道の様子を楽しめる点で良いのですが、上の写真のように風情にはやや欠けます。踏切や道路の様子が現代的過ぎるからです。
そこでご紹介したいのが2つ目のスポットで、これは、大平台の散策路の1つである、あじさい小径の上の方にあります。あじさい小径沿いに、山楽荘という旅館があり、その場所を次のリンクから確認できます。
この山楽荘よりも、あじさい小径を登った先が、箱根登山鉄道のレールとぶつかっており、そこから風情のあるトンネルの様子が見られます。

こちらでは、苔むしたトンネルなど風情のある雰囲気を背景にした箱根登山鉄道の様子を楽しめます。