「何事も周知徹底するのは難しいんだな」と思った話

「何事も周知徹底するのは難しいんだな」と思った話

この記事は、東京都心が4年振りの大雪(積雪21cm)となった2018年1月23日(火)に書いています。白金・白金台エリアでは、昨日の昼過ぎから雪になり、その様子を見て、私は「これは予報の3cm以上に積もりそうだ」と感じていました。

私は、昨日の夕方頃に、白金高輪駅近くの桜田通り沿いを歩いていました。その時に感じたのが、「意外に、乗用車(と思われる車)が走っている」と言うことです。

と言うのも、私は、タクシーやトラックなど業務で使う車を除いて、「東京ではスタッドレスタイヤに履き替えている車の方が少ないだろう」と考えてたからです。積雪の予報があれば、スタッドレスタイヤに履き替えていない人は、車での外出を控えるはずで、つまり、「外を走っている乗用車の数は、かなり減るだろう」と考えていたわけです。

ところが、車道に積雪ができ始めた状況でも、実際には意外に乗用車が走っていたわけですね。なので、「意外と、スタッドレスタイヤに変えている人がいるんだな」と考えを改めそうになったのですが、事実は違いました。

と言うのも、その後、日吉坂などでスリップしている車を見かけたからです。つまり、積雪の予報だろうとノーマルタイヤで出かける人は意外といることがわかりました。

その様子を見て思ったのが、「何事も周知徹底するのは難しいんだな」と言うことです。と言うのも、一昨日くらいから、様々なメディアにおいて、都心での積雪の注意を促していたのにも関わらず、このようにノーマルタイヤで出かける人が現れたからです。

私の感覚では、「今日の積雪を知らない人はいないだろう」くらいに、様々なメディアで注意が促されていたと感じていましたが、それでも知らない人がいたわけですね。例えば、「日本に旅行で訪れている外国人でレンタカーを運転している」のようなシチュエーションであれば、積雪の予報を知らずにノーマルタイヤで出掛けることはありそうです。

また、積雪を知っていても、それを甘くみてノーマルタイヤで出かけた人の可能性もあります。そうだった場合は、今度は、「積雪の道路をノーマルタイヤで走るのは本当に危ない」と言う事実が、周知されていないことになります。

と言うわけで、「何事も周知徹底するのは難しいんだな」と改めて思いました。なんと言いますか、積雪の予報でもノーマルタイヤで出掛ける人がいると言う事実は、本当に怖いですね。例えば、高輪の天神坂から、そのような車が雪で滑って突っ込んできたら、と考えると本当に恐ろしいです。

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